人工心肺装置とは

医療現場ではさまざまな医療器具が使用されていますが、それらの医療器具の中でも特に患者の命に直結する機械が人工心肺装置です。
人工心肺装置とは文字通り人工的に患者の心肺機能を機械で補助および代用する機械です。
人工心肺装置が主に使用されるケースとしては、病気や交通事故による心肺機能の損傷を手術で回復させるために一時的に使用されるケースや、心臓手術によって心臓の機能を人為的に停止させた際に手術中の血流と呼吸の確保をするために使用されるケースがあります。
患者本来の心臓や肺が機能停止している場合でも、人工心肺装置を患者に装着し続けている限り、呼吸や血流の確保ができるのです。
肺疾患によって自発的呼吸が出来ないあるいは機能が低下している患者にも手術中使用される場合もあり、人工心肺装置によって年間多くの肺病患者の命が救われています。
基本的に人工心肺装置は短時間の使用を前提として開発されている機械のため、その使用用途のほとんどが手術中に限られています。
人工心肺装置は人間本来の心臓や肺の機能に近づけるために、脈拍数や呼吸リズムを再現する機能が備わっているのです。
年々循環器系の補助装置の技術は進歩し続けているため、今後もより多くの患者の命を救う装置として活躍して行くことが期待されています。